管理番号 | 新品 :77925736 | 発売日 | 2024/05/28 | 定価 | 8,000円 | 型番 | 77925736 | ||
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無形文化財 加藤舜陶(かとうしゅんとう)の幅広な一輪挿しです。舜陶らしい灰釉、淡青が魅力の一輪挿し。民藝らしい味わい深い作品です。高さ 約12.7センチ最大幅 約96ミリ重さ 約281グラム若干の使用感ありますが、目立った傷や汚れなどなく、とても良い状態です。共箱はありません。F987-038加藤舜陶大正5年7月13日生。加藤作助の系譜に連なり、初代作助(寿斎)の3男小三郎の孫。昭和12年生家にあって作陶を始め、瀬戸陶芸協会に入会、以来陶技を研鑽。特に「灰釉の舜陶」といわれる灰釉陶器の製作を主軸に置いた。灰釉は草木灰を使用する最も基本的な釉薬で、瀬戸地方では平安時代に始まり、中世・近世を通じて発展してきた。江戸時代に誕生した御深井焼は木灰に千倉石を混ぜて還元炎で焼成したもので、美しい透明感ある淡青色を呈する釉で保持者が最も得意とするものである。 舜陶が灰釉に重点を置くようになったのは公害防止法で薪窯が規制され、石炭窯(昭和35年代)からガス窯(昭和45年代)の使用がされるようになったのがきっかけだったという。以降、平安期以来の伝統的な灰釉に江戸前期の御深井釉も生かした独特の素材感を持った灰釉作品を生み出してきた。平成3年に瀬戸市無形文化財(陶芸・灰釉技法)に指定。平成6年3月、愛知県無形文化財指定 陶芸 灰釉系技法 平成17年、本人死亡により文化財指定解除。