管理番号 | 新品 :80158464 | 発売日 | 2024/09/21 | 定価 | 69,000円 | 型番 | 80158464 | ||
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東芝Aurexが1981年に発売したプリアンプ SY-SY-Λ88II を出品します。同ブランドのピークの時期を飾る銘プリアンプです。大変な力作で、まるで銅板をカットしたかのような厚みをもった配線パターンの基盤(写真参照)や、名前の由来ともなるΛコンデンサー、そして、銅箔スチロールコンデンサー,銅箔フィルムコンデンサーなどの高級部品が大量に使われています。オーディオグラフィックス的にも楽しいアンプです。
回路構成上の接点ロスを可能な限り減らそうとしています。出力終端に実装されているリレーはミュートとして働き(グラウンドへショート)、音楽信号はリレー接点を経由しません。更に、左右のバランスコントロールは可変ボリュームではなく、スイッチによるアッテネーター方式となっています。MCヘッドアンプを持ち、MCカートリッジに対応します。
本出展品では、電源異常が見れらましたが、劣化した抵抗を交換し正常復帰しています(取り外しの部品は写真参照)。更に整備として、内部スイッチのクリーニング、メイン・ボリュームに対しては、一旦基盤から取り外し、内部のクリーニングを実施しました(写真はメイン・ボリュームの基盤取付け面です)。また、パイロットランプ(赤、及び緑)を LEDに置換えました。リアの RCAジャックを前オーナーが置換えていますが、経年により変色したものを丹念にクリーニングしました。
整備後にサービスマニュアルに基づいた電源調整、オフセット調整、更には、48時間のエージング運転を行っています。
整備・調整に際しては、電子機器の技術者がオシロスコープやオーディオアナライザーなどの測定器を傍らに置いて入出力のチェックを行い、正常動作を確認しています。大変 S/Nの良いアンプであることを確認しています。
当機種は重低音の迫力を聞かせるアンプではないようですが、中低域に明瞭さや量感があり、例えばエレクトリック・ベースを艶めかしく聞かせてくれますのでマーカス・ミラーなど、ジャズやフュージョンが大変楽しめます。分解能や S/Nの良さから、組合せの妙で、パワーアンプやスピーカーを化けさせる能力も伺えます。
特に、本出展品は RCAジャックが強化されていますので、ヘビーなケーブル愛好家にもお勧めです。
Aurex SY-Λ88II
入力 :PHONO(MM)、PHONO(MC)、TUNER、AUX、TAPE PLAY(x2)
出力 :PRE OUT(x2)、REC OUT(x2)
外形寸法(W×H×D)/質量:450×93×386mm / 9kg
電源 :AC100V、50Hz/60Hz
出展内容 : SY-Λ88II 本体
天板にキズがあったものをペイント補修を行い、天板全体にクリア塗料を吹付け今後の劣化防止としました。サイドパネルは再塗装しています。フロントパネルは色あせの傾向が出ていますが、再塗装するレベルではないので、そのままにしています。写真にて確認し、納得していいただける方のみ入札してください。
xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・