管理番号 | 新品 :67107615 | 発売日 | 2024/10/30 | 定価 | 22,000円 | 型番 | 67107615 | ||
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大きさ(高さ26,5㎝ 胴径26㎝) 箱無し 傷はありません。
小砂焼は、水戸藩主徳川斉昭(烈公)が小砂(栃木県那須郡)に陶土を発見し、
御用瀬戸として開かれました。
一時は益子焼を凌ぐほどでしたが衰退し、わずかに残ったのが小砂青磁の
国山窯、朱雀窯、市川窯、そして川井窯でした。川井氏は益子で修行し、
地元の土に拘りうわぐすりを使用せず小さな登り窯で日本古代の焼物を追求
していました。その風貌はまるで仙人のようで、あまりにも大量の赤松を
くべて窯が溶解したとの逸話の持ち主でもありました。
しかし、東日本大震災(2011年)により窯が倒壊、窯元のほとんどが廃業に
追い込まれ、今や川井焼も幻の焼き物となってしまいました。
本壺は地震の直前に窯出しされ、奇跡的に損壊を免れた僅か数点のうちの
一つで、地震(窯が倒壊すること)を予知していたかのようにこれらの数点
全てに「KOISAGO」の文字が陽刻されていました。